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車椅子マークの本当の意味

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最近よく目にする車椅子マークですが、皆さんはこの車椅子マークの意味を知っていますか?
介護や医療の現場で働く私たちが知って、正しい知識とモラルを広げることも大切です。

国際シンボルマーク

公共施設や外出先のトイレなどで、車椅子マークを見かけます。最近では車椅子マークを貼っている車も多く見かけます。しかし、この車椅子マークの本当の意味、使い方を誤っている方もいます。
この車椅子マークは、車椅子を使用している方だけでなく障害を抱える方々でも安心して利用しやすい施設や建物であることをあらわすもので、世界共通のシンボルマークなのです。 

駐車場で見かけるトラブル

お店などには、車椅子用の駐車場が用意されています。時々、車椅子マークを貼った車が停まり、中からスタスタと元気そうに店内に入って行ったり、自分で歩けて聞き分けもある年齢の子供と何事もないような顔をして店内に入って行く姿を見かけます。そんなとき、私は内部障害でもあるのだろうかと思って深入りはしませんが、中には「自分で歩けるのに停めるな!」などと注意する方もいます。
確かに、車椅子の方が乗り降りするには普通の駐車場では狭くてできません。そのため、車椅子専用の駐車場が埋まっていると、車を停めてお店に入ることができないのです。車椅子マークを車に貼っていれば停めてもいいというのは誤解です。法的には何の効力もなく、もっと言えば車は国際シンボルマークを使う対象として適してはいません。
しかし、こればかりはモラルの問題になります。障害や高齢にり車椅子を使用しなければならない方や内部障害を抱えていて歩くことが辛い方など、本当に車椅子用の駐車場を必要としている方がいることを知っておきましょう。 
ちなみに、法的な効果があるマークには身体障害を持つ方自身が運転するときに車に貼るクローバーマークや聴覚障害を持つ方自身が運転するときに貼る蝶のようなマークです。しかし、その表示のある車に幅寄せや割り込みをしてはいけないという交通違反はあるものの、それ以外にマークをつけているからという理由で駐車を含めて認められる内容はありません。 

多目的トイレの利用

いくつも個室がある一般的なトイレの近くには広々として手すりやべッドが設置されているトイレがあります。そのトイレしか利用できず、外で長い時間待っている方がいます。
しかし、長い時間待って出てきたのは小さな子供とママであったり、学生数人が笑いながら出てくることがあります。小さな子供を連れていると一度にみんなで入れるため利用しやすく、学生さんたちは中で着替えを済ませていることもあります。もしかしたら多目的トイレを使わなくてはならない理由があったのかもしれませんが、多目的トイレしか使えなくて待っている方は不快に感じます。
多目的トイレにも車椅子マークが付いていますが、その他にもオストメイトという人工肛門を造設している方が利用しやすい設備があることをあらわすマークもあります。一般的なトイレは何個かありますが、多目的トイレは通常1つしかなく、車椅子を利用している方、高齢でおむつの交換が必要な方、人工肛門を造設している方など、普通のトイレを利用できない方が利用します。本当に多目的トイレ出なくてはいけないのかを考えて利用できるお互い気持ちよく利用できますね。 

実際に、利用者さんとの外出先で駐車場やトイレが利用できなかったことがあります。そんなとき、私たちも悲しいですが、利用者さんも悲しそうにしています。身体の自由が効かない自分がお店を利用することは迷惑なのかと言う方もいました。同じように悲しむ方が少しでも減るように、正しい理解とモラルを広げていきましょう。 

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