1. 介護のお仕事 (介護士.jp)
  2. 介護のお仕事
  3. 資格がすべてではない!経験から学ぶ介護の楽しさ

資格がすべてではない!経験から学ぶ介護の楽しさ

IMG_3450
読了の目安
約3分24秒

介護の世界だけでもさまざまな資格があります。しかし、資格がすべてではありません。利用者さんにとって良い介護は経験から学べるものなのです。 

有資格者とベテランスタッフの戦い

正直、介護職は離職率が高いです。そのため、長く勤めているスタッフばかりではありません。常に新人が入職しては退職しての繰り返しです。そんな中でも、新人が入職すれば指導を行ないます。そこで見えるのが有資格者の新人と、資格はないが介護職経験の長いベテランスタッフとの戦いです。 

介護福祉士の資格を取得したばかりの新卒で介護経験がほとんどない新人は、学んできただけあって知識はあるもののやはり現場での応用ができるまで時間がかかります。そのためベテランスタッフが、「この方はこうしないとだめ」「この場合はこうしないと」と細々と自分がすることに口出しをしてくるのです。時には習ったこととは違うこともあります。最初のうちは「はい!」と聞いていた新人も次第に不満が溜まり、「私はこう習いました!」と言い合うようになってくるのです。 

ベテランスタッフが新人にかけた言葉

そんな戦いで最初に助けを求めてくるのは新人の方です。指導者を代えて欲しいと言われることもありました。しかし、そこでベテランスタッフが「私のことを嫌いになってもいいから、利用者さんの顔を見なさい」と言ったのです。
その言葉をどう受け取ったのかわかりませんが、新人はそれ以降助けを求めることなく必死でベテランスタッフについていきました。 

ベテランスタッフの目の前にはいつも笑顔の利用者さんがいた

実は、ベテランスタッフの「利用者さんの顔を見なさい」というのは、多くの新人に言えることなのです。「早く仕事を覚えよう」「次は失敗しないようにしよう」「先輩に怒られないようにしよう」そんな声に出さない心の声が、無意識に“利用者さんへの介護”ではなく“介護”に目を向けさせてしまうのです。 

私たちが行なう介護の仕事は、利用者さんがいてこそのものです。移動介助では、下肢の筋力が弱いので全介助で車椅子移乗した方が早い、誤嚥のリスクが高いから食事は介助した方がいいなど、介護者側の意見はあると思います。しかし、利用者さんには利用者さんの思いや希望があります。自分で時間がかかってでも移乗したい、最後まで自分でごはんが食べたいなど利用者さんの気持ちに寄り添い、“どうしたら利用者さんの望む方法で安全に安心してできるのか”を考えていくことが介護にとって大切なことです。そして多くの経験があるからこそ利用者さんに合わせた介護を提供でき、利用者さんの笑顔を大切にできるのです。 

私が見てきた新人は、今では立派に指導する側になっています。あれほど「辞めたい!」と言っていた時期が嘘のように「介護って深いでしょ?楽しいでしょ?」と新人に介護の楽しさを伝えています。また、資格のない新人には「資格なんて関係ないから!経験だ」と大口をたたいています。 
みなさんも介護の仕事を楽しめるように、そして資格の有無に関係なく新人が介護の楽しさに気付けるような指導をしていきましょう。 

介護のお仕事無料転職サポート